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アスペルガー症候群のパートナーとの離婚

アスペルガー症候群(自閉症スペクトラム障害の一種)も発達障害のひとつであり、とくに①意図をくみ取ったり想像力を働かせたりすることが苦手(対人関係の障害)、②こだわりが強く、興味の対象が著しく限定的(パターン化した興味や活動)といった点に特徴があります。そして、パートナーがアスペルガー症候群である場合、その特徴は、夫婦間で円滑なコミュニケーションをとれない、自分の興味に没頭しており全く家事や子育てをしてくれないなどといった形で家庭生活に現れてくるでしょう。そして、そのような生活に嫌気がさし、離婚を考える人も多いのではないでしょうか。

しかし、残念ながら、パートナーがアスペルガー症候群であるというだけではおそらく裁判で離婚は認められないでしょう。なぜなら、裁判上の離婚請求が認められるためには「法定の離婚事由」が必要であるところ、アスペルガー症候群であるという理由はどこにも該当しないと思われるからです。他方、協議や調停で離婚に合意してもらうという方法も考えられますが、一般にアスペルガー症候群の人は相手の気持ちを想像することが苦手であるため、そもそもなぜこちらが離婚を考えているのかを理解しておらず、よって任意の合意を得ることもまた難しいと思われます。

もっとも、実質的に婚姻関係が破綻していると認められる場合、「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当するとして、裁判所は離婚を認める傾向にあります。そのため、例えばパートナーがひたすら趣味に没頭し、家庭生活を放棄していることが顕著であり、かつ本人にも改善しようという意図がみられないような場合には、実質的な破綻がみられるとして離婚が認められる可能性があるでしょう。他方、別居期間がある程度長期間に及んでいる場合にも同様の判断が下される傾向にあるため、離婚を考えている場合にはまず別居に踏み切るというのもひとつの手であると思われます。

アスペルガー症候群を直接の理由として離婚することは難しくとも、離婚できる可能性は十分にありますので、まずは一度弁護士にご相談いただけたらと思います。

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