女性(30代)
よくある状況
- 婚姻期間が10年以下
- お子さまが未就学児、もしくは小学生以下の場合が多い
争点になる可能性が高いもの
- お子さまの親権、養育費
- お子さまとの面会交流
- 財産分与
争点になる可能性が低いもの
- 年金分割
20代の女性と大きく争点が変わることはありません。
お子さまも、自分の意思などを伝えられるようにはなっているかもしれませんが、今後を見据えた上で、親権についての自分の意見を伝えられるほどではないかと思います。そのため、両親による親権や養育費についての協議や判断は必要ですし、協議で終着点が決められないのであれば、裁判所を利用した「話し合い」を行なってみるのも1つの手段です。
しかし30代になってくると、子どもの問題以外にも協議すべき点が増えてきます。なぜなら、20代に比べると、夫婦の共有財産が増えてくるからです。
例えば、マイホームを購入していた場合、多くの方は住宅ローンが多額に残っていることでしょう。離婚となれば、この家はどうするのか。どちらがローンを支払うのか。連帯保証人はどうするか。など決めなければいけないことは増えますが、即決できる問題でもありません。
また、夫婦の生命保険やお子さまの学資保険などにも加入している方は多くいらっしゃるはずです。しかし、それらの保険の解約返戻金は誰が受取ることになるでしょうか。今まで考えていなかったことを、考えなければいけないことが一気に押し寄せてきます。
このようにお子さまだけでなく、財産に関する争いが生れるのが30代女性の離婚問題の特徴です。
熊本にお住まいの方で、少しでもお悩みのことがある方は、当法律事務所に一度ご連絡ください。