バイク事故の後遺障害に多い「偽関節」
バイクや自転車で走行中に交通事故に遭遇すると、搭乗者は直接衝撃を受けることになってしまい、骨折等の重傷を負ってしまうことが多くあります。中でも開放骨折という重傷を負い、骨が外部に飛び出している場合もあります。骨は細菌等の感染に非常に弱いです。何よりも先に患部を清浄にして感染を防がなければなりません。
そして開放骨折に限らず、骨折の場合は偽関節という後遺症が残存してしまうケースがあります。
「偽関節という後遺障害」
偽関節とは、骨癒合が不完全な状態で停まってしまう後遺症をいいます。骨折部の動作不良や、血管・神経・筋肉などの組織に悪影響を及ぼすという症状があり、痛みが伴うこともあります。
偽関節の原因は骨折部が不安定であったこと、血行不良等と言われています。
偽関節は、特に大腿骨骨折の場合に発症することが多いようです。
「偽関節かもしれないと思ったら」
まずは医師の指示に従って治療をしてください。偽関節を発症してしまった後でも、手術を行うなどして改善することがあります。その場合、治療期間が伸びるので、保険会社は交通事故との因果関係を争い、治療費打ち切りを告げてくる場合があります。このような時でも治療に集中できるように、早い段階で弁護士等の専門家に依頼することをお勧めします。早めにご依頼いただくことにより、弁護士は、医師の協力も得ながら、事故と治療の間に因果関係があることを立証するための証拠を早い段階から集めておくことができます。
また、治療に励んだにも関わらず偽関節が残ってしまったら、後遺障害認定申請を行います。適正な賠償を受けるためには適正な後遺障害等級の獲得が必須です。偽関節の後遺障害として想定されるのは12級から7級です。
当事務所は賠償交渉だけでなく、事故直後からのサポートを行います。ぜひ早い段階で当事務所までご相談ください。