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労災保険のメリット

通勤や業務中に交通事故に遭遇してしまった場合に使えるのが、労災保険です。労災の認定を受けると、労災から療養給付や休業給付を得ることができ
ます。

grace_image労災のメリットの一つとして「費目拘束性」というものがありますので、ご説明します。
例として、治療費が500万円を要する交通事故に遭遇し、治療費は全て相手方の保険会社が病院に払っているとします。過失が被害者に4割認められたとすると、被害者の損害として認められる治療費は、過失相殺して300万円となります(500万円×0.6=300万円)。そのため、相手方の保険会社が病院に支払った500万円のうち、200万円は余計に支払ったことになりますので、この200万円は慰謝料や逸失利益等のその他の損害項目から差し引くことになります。
一方で労災保険を使った場合、この差額の200万円を慰謝料や逸失利益等から差し引くことは認められないとする判例があります。

すなわち、労災保険が使える交通事故で過失相殺がされる場合は、労災保険を使った方が最終的に被害者が受け取れる金額が増える可能性があるのです。
このように被害者の負担が大きく変わることから、交通事故に遭遇した時に使う保険は十分に考えて判断する必要があります。判断が難しいと感じたら、ぜひ一度当事務所にご相談ください。