高次脳機能障害支援に関する研修会 参加報告
高次脳機能傷害理解のための講演会
「高次脳機能障害を理解しよう。」
日時:令和元年11月14日
講師:中央大学 山口加代子氏
鹿児島県高次脳機能障害支援センターが主催する講演会に参加してまいりました。
講師の山口加代子先生は中央大学、公認心理師・臨床心理士でいらっしゃいます。
高次脳機能障害についての基礎知識や周囲の支援者が気をつけるべきことについてご講演いただきましたのでご報告いたします。
「講演会参加の意義について」
我々弁護士は、交通事故被害者の方に寄り添って賠償金を獲得するまでのサポートをさせていただいております。
しかし高次脳機能障害などの重篤な障害を負われた方々やそのご家族にとって、賠償金を獲得することは通過点にすぎません。その先の生活支援サポートまでできる仕組みが必要だと考えております。
そのためには我々弁護士、そしてパラリーガル(法律事務員)は高次脳機能障害を十分に理解していなければならず、加えて外部の支援機関とも連携することで高次脳機能障害を負ってしまった被害者の方やそのご家族の支援が実現できると考えています。
講演会に参加する目的は知識を得るためだけではなく、支援機関と繋がりを持つことにもあります。支援機関と高次脳機能障害を負ってしまった方々との架け橋の役割も、当事務所が担っていければと考えております。
「講演会に参加して」
我々はこれまでにも高次脳機能障害などの重篤な障害を負われた被害者の方々やそのご家族とお会いしてきましたが、改めて高次脳機能障害の症状は「百人百通り」(山口先生のお言葉)であると学びました。そして障害を負われた方々との接し方や支援方法もその時々で変えながら対応していかなければならないと感じました。
当事務所で行うのは賠償金の獲得だけではありません。日頃から外部の支援機関との繋がりを持つように心がけておりますので、架け橋の役割も担えたらと思っております。ぜひ一度ご相談ください。