第二回高次脳機能障害実践的アプローチ講習会
東京慈恵会医科大学での講習会に参加してまいりましたのでご報告いたします。
内容は以下の4つについてでした。
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「高次脳機能障害者を支える医療と地域の連携及び自動車運転再開に向けての指導」
聖隷三方原病院リハビリ科 片桐伯真医師より
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「高次脳機能障害を持つ子どもとその家族への支援」
千葉県千葉リハビリセンター高次脳機能障害支援センター 大塚恵美子臨床発達心理士より
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「成年後見制度の利用方法、知っておくべき注意点」
成年後見センター・リーガルサポート 大貫正男司法書士より
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「笑い太鼓の活動から学んだこと 就労支援からグループホームまで」
NPO法人笑い太鼓高次脳機能障害者支援センター 加藤俊宏氏より
「講習会に参加して」
1つ目の「高次脳機能障害者を支える医療と地域の連携及び自動車運転再開に向けての指導」についてはとても難しい問題があると感じました。公共交通機関が整っておらず、車がなければ高次脳機能障害者の社会的自立が難しい地域も多くある一方で、障害者が運転する車が事故を起こすことに対して社会的な関心が高まっているからです。
2つ目の「高次脳機能障害を持つ子どもとその家族への支援」については被害者のご家族を支援していくことが何より大切だと改めて感じました。子供の高次脳機能障害は成長にも影響が出てしまいます。いわゆる発達障害です。後遺障害の立証も難しいことがあるのですが、被害者のご家族に十分な支援をしていくことも重要です。
弁護士としてできることは限られているかもしれませんが、他の地域の取り組みも参考にしながら熊本で発信していきたいと考えております。