外傷性胸部大動脈損傷、肺挫傷、肝挫傷、肋骨多発骨折、骨盤骨折、肩甲骨体部骨折等の重傷を負った被害者が10級10号に認定された事案
損傷部位 | 肩 |
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傷病名 | 外傷性胸部大動脈損傷、肺挫傷、肝挫傷、肋骨多発骨折、骨盤骨折、肩甲骨体部骨折等 |
認定等級 | 10級10号 |
獲得金額 | 2572万円 |
手続き | 交渉 |
仕事内容 | 公務員 |
事故の状況 | バイク |
事故発生からご相談までの流れ
依頼人がバイクで走行していたところ、対向車線を走行していた加害車両が、右折禁止であったにもかかわらず、突然右折してきたため、依頼人運転のバイクと衝突しました。
相談・依頼のきっかけ
- 適正な後遺障害等級の認定が受けられるか不安
将来の生活の保障について不安
当事務所の活動
- 医療機関に対する医療照会、医師面談、後遺障害診断書作成依頼
- 後遺障害認定申請(被害者請求)
- 賠償金の交渉
当事務所が関与した結果
サポート無しの場合 | サポート有の場合 | 備考 | |
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入通院慰謝料 | 125万円 | 231万円 | 1.8倍 |
休業損害 | 91万円 | 91万円 | ー |
後遺障害慰謝料 | 43万円 | 550万円 | 12.7倍 |
後遺障害逸失利益 | 32万円 | 1700万円 | 53.1倍 |
合計金額 | 291万円 | 2572万円 | 8.8倍 |
※当事務所のサポートが無かった場合の等級については、残存症状との因果関係の立証に困難を要する案件だったため、14級9号の認定に留まる可能性もありました(後述)。また、上記「サポート無しの場合」の金額は、自賠責保険の基準をもとに算定しています。
解決のポイント(所感)
依頼人は、肩関節に可動域制限が生じていましたが、肩甲骨体部骨骨折という骨折の仕方から、傷害と可動域制限の因果関係が否定される可能性がありました。そこで、医療照会等を行い、可動域制限が生じている理由を明らかにしました。
その結果、肩関節の可動域制限を理由として10級の後遺障害等級が認定されました。その後の交渉により、裁判基準での賠償金を獲得しています。