左大腿骨頚部骨折等の傷害を負った70代の女性が10級11号の後遺障害に認定され650万円の賠償金を獲得した事案
損傷部位 | 下肢 |
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傷病名 | 左大腿骨頚部骨折 |
認定等級 | 10級11号 |
獲得金額 | 650万円 |
手続き | 訴訟 |
仕事内容 | 兼業主婦 |
事故の状況 | 自転車 |
事故発生からご相談までの流れ
依頼人が自転車を運転していところ、路外の駐車場から出てきた自動車に撥ねられました。
事故により、依頼人は左大腿骨頚部骨折の傷害を負いました。治療のため、依頼人は人工骨頭(人口股関節)の置換術を受けました。
症状固定が近くなってからの相談でした。
相談・依頼のきっかけ
- 初めての交通事故で、手続の流れがわからず不安
- 自分で保険会社と交渉するのが不安
- 適正な後遺障害等級の認定が受けられるか不安
当事務所の活動
- 医療機関に対する医療照会、医師面談、後遺障害診断書作成依頼
- 後遺障害認定申請(被害者請求)
- 賠償金の交渉
- 訴訟
当事務所が関与した結果
サポート無しの場合 | サポート有の場合 | 備考 | |
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合計金額 | 38万円 | 650万円 | 約17倍 |
※サポートなしの金額は保険会社の当初の提示金額になります。また依頼人は、650万の他に自賠責保険から461万円の支払を受けています。
解決のポイント(所感)
相手方任意保険会社の当初の提示額は38万円という極めて低額なもので、ここから1円も譲歩するつもりはないとのことでした。
そのため、直ちに訴訟提起を行い、訴訟で決着をつけることとしました。
訴訟では、保険会社は既往症の存在を指摘し、賠償金の大幅な減額を主張してきました。しかし、当事務所では既往症が後遺症に影響している程度は極めて低い等適切な反論を行い、減額を最小限に抑えることができました。
最終的に当初の提示額を17倍上回る650万円で訴訟上の和解が成立しています。
なお、この650万円の他に、自賠責保険からの461万円の賠償金を依頼人にお届けできています。