10代の女性が、顔面に傷害を負い、併合11級が認定された事案
損傷部位 | 顔 |
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傷病名 | 歯槽骨骨折、下顎部皮膚欠損創、歯牙欠損 |
認定等級 | 11級 |
獲得金額 | 1050万円 |
手続き | 交渉 |
仕事内容 | 学生 |
事故の状況 | バイク |
事故発生からご相談までの流れ
依頼人が原動機付自転車に乗って交差点を直進したところ、対向車線から右折してきた自動車と衝突しました。
相談・依頼のきっかけ
- 自分で保険会社と交渉するのが不安
当事務所の活動
- 後遺障害認定申請(被害者請求)
- 賠償金の交渉
当事務所が関与した結果
サポート無しの場合 | サポート有の場合 | 備考 | |
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入通院慰謝料 | 54万円 | 188万円 | 赤本基準 |
休業損害 | 78万円 | 78万円 | |
後遺障害慰謝料 | 256万円 | 310万円 | 既存障害があっため、慰謝料は11級相当額から減額 |
後遺障害逸失利益 | 0円 | 616万円 | |
過失割合 | 自賠責では考慮なし | 5% | |
既払い額 | 82万円 | 82万円 | |
合計金額 | 306万円 | 1050万円 | 3.4倍 |
※「サポート無しの場合」は、自賠責保険の基準をもとに算定しています。
解決のポイント(所感)
当事務所で後遺障害申請を行いました。その結果、顔面の傷跡について12級、歯科補綴についても12級に認定されました(歯科補綴については既存障害あり)。
交渉においては、顔面の傷跡が、将来の収入に影響するかという点が争点になりました。裁判例においては、顔面の傷跡については逸失利益を認めないものも多く、保険会社も当初は、逸失利益を認めていませんでした。しかし、当事務所は、依頼人の将来希望する職業では、外貌が収入に影響しうる旨主張し、一定期間の逸失利益を認めさせることができました。
最終的に上記の表のとおり、示談が成立しています。