男性(20代)
よくある状況
- 婚姻期間があまり長くない
- お子さまが小さく、未就学児の場合が多い
争点になる可能性が高いもの
- お子さまの親権、養育費
- お子さまとの面会交流
争点になる可能性が低いもの
- 財産分与
- 年金分割
親権問題に悩む男性のお客様からいただく質問の中で
「親権は、女性に有利であり、男性は不利なのでしょうか」というものがあります。
当然に母親が有利であり、男性が不利と決まっているわけではありません。
女性の社会進出が進み、共働きの家庭が増えてきていると言われますが、未だ「男性は外に出て働き、母親は家に入り家事や育児をするもの」という考えが深く根付いているため、「親権は母親が相当」という結果となる傾向にあります。
しかし、その中でも、実際に父親側が監護している状況が長らく続いていれば、その状態をできる限り維持すべきだと判断されることもあります。
仮に母親が親権を取得となった場合でも、父親との面会交流はなるべく実施されることが望ましいものと考えられています。しかし、面会交流が取り決め通りスムーズに実施されているケースはそう多くはなく、離婚後に「月に1度の面会交流を実施してくれない」「泊りがけで面会交流したいけど、相手方が拒否する」など揉めることは多々あります。
また、養育費に関しても、当然のことながら親権を持つ女性側はなるべく多く、そして長い期間の支払いを請求してきます。もちろん男性側も、お子さまのための養育費ですから、可能な限りで払ってあげたいとお考えになるでしょう。しかし、ご自身の生活もある中で支払できる金額は限られます。そのような中で、養育費の支払額や支払終期について妥協することなく交渉しなければなりません。
このようにお子さまに関する争いが生じやすいのが20代男性の離婚問題の特徴です。
熊本にお住まいの方で、少しでも気になる部分がある方は、一度、当法律事務所にご相談下さい。