女性のためのモラハラ相談室

自分が我慢すればいいのか?-親同士のモラハラで子供が受ける影響-

モラハラで苦しまれている方の相談を受けていると、多くのお客様(特に女性)が「子どもために自分が我慢するしかない」とお話される場面に出くわします。

お子様を想う気持ちは常に尊敬に値します。
ただ、本当にご自身が我慢すればお子様は幸せになれるのかどうかは、冷静に考えてみる必要があるでしょう。

たしかに、離婚によって受ける経済的な影響は否定できません。
従前住み慣れた家を手放さなければならない場合もありますし、育児の為にセーブしていた仕事を改めて開始する必要も出てくるかもしれません。この場合も、年齢次第では、再就職が容易でなかったり、就職ができたとしても希望通りの経済的な条件と十分な給与を得られない場合もございます。

しかし、お子様にとって親同士の不仲によるストレスは甚大です。家庭という閉じた世界で母親がモラハラを受け続けている姿を見るのは、お子様にとってとても大きな心理的負担となります。また、我慢しながらも苦労や苦しみが滲んでしまっている母の姿を見続けることは、お子様に大きな悲しみをもたらし、健全でのびのびとした成長が難しくなるものです。
モラハラが身近な環境で育った場合、自身が将来婚姻してして配偶者を持ったときに同じことをしてしまう等負の連鎖を生み出すことも懸念されます。

このように考えれば、モラハラの問題は単に一方の親が我慢し続ければそれで解決できるような問題でないことが分かるかと思います。
経済的な不安については、養育費や財産分与、あるいは、各種の行政支援により一定の援助を受けることが法律によって認められています。
たとえ、離婚したとしても、経済的な自立を助けてくれる制度があります。

モラハラで苦しい思いをされている方がいれば、ご自身の幸せを正面から考えることを強くお勧めします。
理不尽な苦しみから解放され、未来に向かって生きるあなたを見ることがお子様にとっても一番の幸せだと当事務所は考えております。
弁護士への相談は未だに敷居を高く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、当事務所では初回の法律相談は60分無料で対応可能です(ただし、ご来所の場合に限ります)。
弁護士法人グレイスは、「モラハラ離婚」事例についても過去多くのケースを取り扱っております。少しでもお悩みの方は、お気軽にお問合せ下さい。


モラハラ夫との離婚はいつ弁護士に相談したらいいの

もしあなたが、「モラハラ」というキーワードをインターネット上で検索してこの記事を読んで下さっているのであれば、あなたは既にモラハラ被害者といえます。
モラハラでは、被害者の側も加害者に無意識のうちに依存してモラハラ被害にあっていることを自覚しない状態に陥るケースが見られます。このような場合、家庭という閉じた世界の中でモラハラの加害者・被害者といった人間関係に被害者の側もとらわれてなかなか脱出できない状態に陥る可能性があります。
早くから弁護士に相談することで、冷静な第三者の視点を通じ、ご自身の置かれている状況を再確認することができます。また、モラハラの加害者との決別を意識した際も、その後の後の交渉や調停を有利に進める方法や事前に準備しておくべき事柄を知り、適切に対応することができるようになります。
もし、少しでも「モラハラ」という言葉に感じる部分があれば、一度当事務所にお気軽にご相談下さい。初回法律相談は60分無料です(ただし、ご来所の場合に限ります)。家庭内の問題を集中的に扱う弁護士が、法的観点からお力添えいたします。


モラハラ夫に悩む全ての女性へ

当事務所は、毎年300件以上の離婚の相談に対応しております。その中でも、最近特に「モラハラ」に関する相談が増えてきています。

モラハラ夫が相手となると、こちらから離婚を切り出したとしても、「馬鹿なことを言うな。」「お前みたいな人間は一人では生きていけない。」などと言われ、話し合いを進めることが出来ません。

また、モラハラ夫は社会的地位のある人に多く、世間体を異常な程気にする為、外面がいいのが特徴です。その為、周囲の人に相談しても、まともに話を聞いてもらえず、余計に苦しむことになります。自分の両親から「あなたが原因で●●さんは怒っているんじゃない?」と言われてしまった日には、唯一の味方だと思っていた人もいなくなってしまい、苦しみから抜け出すことが出来なくなってしまいます。

「自分さえ我慢すれば・・・」
そう思いながら、一人で苦しみ続けていませんか?

あなたにも「幸せ」になる権利があります。あなただけが我慢する必要はないのです。

このページにたどり着くまで、多くの苦しみと闘ってきたのではないでしょうか。
当事務所は、モラハラ夫に苦しむ全ての女性に、「この苦しみは自分だけじゃないんだ」「もう我慢しなくてもいいんだ」「私も幸せになりたい」と思っていただく為に、全力でサポートさせていただきます。


弁護士へ相談するタイミングが分からない・・・

1.弁護士に【相談】する時期は?

「夫がモラハラ夫かもしれない」「私ってモラハラ被害を受けている・・・?」と感じた場合、出来るだけ早く弁護士へご相談ください。

  • 証拠の収集方法
  • 別居を安全に始める方法
  • 調停や裁判を有利に進める方法

など、早い段階でご相談いただけると弁護士と一緒に考えることが出来ます。

これまで一人で悩みを抱えていたあなたに寄り添い、手を差し伸べてくれる味方が増えるのです。

2.弁護士に【依頼】する時期は?

別居を始める前までに弁護士にご依頼することをお勧めします。
別居を始めると、モラハラ夫は突然いなくなったあなたに対してとてつもない怒りを覚えます。そうなれば、ご実家や職場などあなたがいそうな場所を手当たり次第探し回り、警察に捜索願を出す恐れもあるでしょう。そのような事態にならないために、別居開始後、あなたと接触しないよう忠告する内容の書面を弁護士からモラハラ夫宛にお送りします。

3.弁護士に依頼すると、夫が怒りそうで怖い・・・

確かに、弁護士から書面が届いた直後は頭に血が上ると思います。
しかし、モラハラ夫は、世間からどう見られるかを強く気にする傾向があります。その為、弁護士に対しては良い人を演じて真摯に対応される方が多いでしょう。
弁護士よりあなたと接触しないよう忠告することで、あなたへ被害が及ぶ恐れは殆どありません。

4.弁護士に依頼する良い点は?

あなたの代わりに弁護士がモラハラ夫と協議を進めますので、モラハラ夫と直接的に関わることが無くなります。また、今までは怖くて発言できなかったご自身の気持ちを、弁護士を通じてモラハラ夫に伝えることが出来ます。
当事者同士ではなかなか進まない協議も、弁護士が間に入ることですぐにまとまるケースも多くあります。仮に協議で離婚出来なくとも、調停や訴訟において、あなたの意見を主張し、あなたの希望を実現出来るよう全力で努めます。

5.男性弁護士と女性弁護士のどちらが有利?

当事務所の弁護士は、いずれの弁護士もモラハラ案件に多く関わっている為、男性と女性による有利不利の差はございません。
しかしながら、男性弁護士と女性弁護士によって若干の差はありますので、ご説明いたします。
モラハラ夫は「弁護士」という肩書を持った人間に対して、畏怖の念を抱く方が多く、最初の内は特に差が出ることは殆どありません。しかし、モラハラ夫は女性の地位を低く考える傾向がありますので、男性弁護士に対してはへりくだった態度で、女性弁護士に対しては強気な態度で出てくることも少なくありません。

だからといって、このような対応の差が結果に影響するわけではありません。
最初は男性弁護士に低姿勢だったモラハラ夫も、段々と本性が現れ強気な態度を見せることもあります。他方で、最初は女性弁護士に対して強気な対応を見せていたものの、女性弁護士の巧妙な交渉の結果、こちらの希望通りの解決に至ったケースも多数あります。

いずれにせよ、「男性だから」「女性だから」というよりも、ご自身の不安をいつでも気兼ねなく相談でき、苦しんでいる気持ちに寄り添い理解してくれる弁護士へ依頼することが、一番良い結果に繋がるはずです。


モラハラ夫へ慰謝料請求したい

モラハラ夫は、自分があなたに対して苦痛を与えていることに気付いていません。その為、慰謝料を請求したとしても、その請求に素直に応じることは殆どないでしょう。モラハラ夫から慰謝料を支払ってもらうには、裁判で「勝訴」することが必要です。

裁判では、「モラハラを受けた」という主張だけでは慰謝料を認めてもらうことが出来ません。「セクハラ」や「パワハラ」のような言葉と同様に、「モラハラ」という言葉ははっきり明確なものを示す言葉ではありません。その為、どのような被害を受けたのかを具体的に示していく必要があります。具体例としては、「暴言」「無視」「物にあたる」「生活費を支払ってくれない」等です。

しかし、裁判所はどちらか一方の言い分だけに耳を傾けるわけではありませんので、「モラハラ」の事実を主張するのみでは慰謝料の支払が認められることは難しいです(裁判所での証言だけで慰謝料の支払いが認められることも無いわけではありませんが、非常にめずらしい事例です。)。では、裁判で勝つためには何が必要なのでしょうか。それはズバリ「証拠」です。あなたの人格を否定するようなメールや、モラハラ夫が暴言を吐きながら怒鳴っている際の音声記録などがあれば、とてもこちらにとって有利な材料となります。

「モラハラ」に対する慰謝料を請求する為には、やはり証拠集めがとても重要となります。別居前から準備をする必要がありますので、モラハラで慰謝料請求をお考えの方は、出来るだけ早く弁護士にご相談されることをお勧めいたします。


「モラハラ」と「夫婦喧嘩」は何が違う?

お話をお伺いすると、明らかに「モラハラ」を受けている被害者であるにもかかわらず、自分自身ではその自覚がない方が多くいらっしゃいます。 では、具体的に「モラハラ」と「夫婦喧嘩」は何が違うのでしょうか?

「モラハラ」と「夫婦喧嘩」の大きく違うところは、上下関係が出来ているかどうか、相手に対して恐怖心を持っているかだと考えます。

夫婦喧嘩の場合は、お互いが対等な立場でそれぞれの言い分を主張します。その為、相手に対して怖いという感情を抱くことはなかなかありません。しかし、モラハラの場合は、「相手を自分の思い通りに操り、完全に支配する」ので、上下関係が生まれます。その為、相手に対して恐怖心を持つのです。

夫婦間でこのような上下関係があり、相手に対して恐怖心を持っている場合は、もうそれは単なる夫婦喧嘩ではなくモラハラの可能性が高いです。

モラハラの加害者からすると、自分の支配下における存在がいることは自分にとって大変都合が良い状況ですので、この状況を変えたくないと思うはずです。その為、なかなか別居や離婚に同意してくれません。仮に別居や離婚に同意したとしても、こちらにとってあまりにも不利益な条件ばかり突きつけてくるでしょう。

モラハラ被害を受けている方の中には、少しでも早く今のこの状況から抜け出したいと思い、相手が突きつけてきた不利益な条件に応じようとしてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、親権や養育費、財産分与等の条件は、今後のご自身の生活に大きな影響を及ぼす為、まずは一度弁護士へご相談されることをお勧めいたします。

当事務所では、初回法律相談は60分無料で行っております(ただし、ご来所の場合に限ります)。ぜひ、ご相談だけでも気兼ねなくお問い合わせください。


あなたは大丈夫?モラハラ被害者チェックリスト

自分の夫がモラハラ夫であること、自分がモラハラの被害者であることに気付くことが出来ずに、長期間辛い思いをされている方は多くいらっしゃいます。 まずは、ご自身がモラハラ被害者であると気付くことが、苦しみから解放される第一歩となります。

【5項目以上当てはまるようなら、モラハラ被害者の可能性があります】

□ 夫の意見に対して反対出来ない。

□ 夫が不機嫌にならないように、常に気を遣って生活をしている。

□ 夫が家に帰ってくる時刻が迫ってくると、体調が悪くなる。

□ 夫から丸一日以上無視され続けたことがある。

□ 何事も、「自分が悪い」「自分さえ我慢すれば」と考えるようにしている。

□ 生活費が足りなくなった場合、自分の貯金を取り崩したり、自分の両親を頼ることしか出来ず、夫に言い出せない。

□ 自分の新しい洋服を勝手に買うことが出来ない。

□ 自分のコンタクトレンズや化粧品など身の回り品を買えない。

□ 美容院に行けない。

□ 美容院に行けた場合でも、夫の希望通りの髪型しか出来ない。

□ 友人と会えない。

□ 実家に帰省することが許されない。

□ 結婚式の費用を、自分の結婚前の貯金で立て替えたが、返済されない。

□ 夫から性交渉を求められたら、断ることが出来ない。

□ 周囲には、良い夫だと話してしまう。

□ 自分のような女性の相手をしてくれるのは夫しかいないと思っている。

□ 夫は時が経てばいつかは変わってくれると信じている。

□ 夫の行動は全て自分のせいだと思っている。

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